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Impression3(入会10年以上のメンバーさん)

平和台合気道同好会入会10年以上のメンバーさんの

体験談、感想、会の印象などについて書いて頂きました。

​質問形式での回答と、自由に書いて頂いた感想が混じっています。

​合気道道場探しのご参考までにぜひご覧になってみてください。

​入会24年の男性メンバーさんの感想

○平和台合気道同好会に入会して何年(何ヶ月)ですか?

24年になります。

 

○取得段位

今年(令和5年)5段をいただきました。

○合気道を始めようと思ったきっかけは?

誰かにプレッシャーをかけられても、暴力で返さないために自制のできる方法を身につけたかったからです。

 

○合気道を始めてみてどうでしたか?

故 清沢昭一師範の技に魅せられて、合気道のことばかり考えるようになってしまいました。

 

○合気道の楽しいところは?

「相手とつながる」を体感できるところ。

始めたころは当時流行っていたスキーに似てる感覚でした。重力を利用して弧を描くところですね。自然の摂理を感じられるところでもあります。おかげでスキーに行かなくなりました。(安上りです)

○平和台合気道同好会の楽しいところは?

同好会という名前のとおり、厳しい道場規則や上下関係がないところですね。稽古も和気あいあいやってます。

 

同好会らしくないところは、きちんと師範の技を習う道場という面があります。合気道好きな人がただ集まって楽しんでいるわけではありません。故 清沢師範の技を受けついだ現師範がきちんとその技をわかりやすく伝えてくれるところだからです。

 

○平和台合気道同好会はどういう人に向いていると思いますか?

護身をイメージして、手っ取り早く強くなりたいと思っている人には向いていませんね。なにかしら自分を変えたいと思っている人に向いていると思います。

 

稽古していれば、変われると思うし、変われないと上達しないような難しいところもあります。

 

○平和台合気道同好会に飽きることなく続いている理由は?

24年ですから、生きていること、仕事、結婚生活の次に長続きしています。

先の3つと同じように、楽しいこと(上達する)、つらいこと(壁にぶつかる)が、ちょうどいい感じで交代でやってくるからですかね。

 

○今後の楽しみ 今後どうなっていきたいですか?

まだまだ上達できると思えるのが楽しみですね。故 清沢師範が先の先の先まで見せてくれたのと、現師範がその手掛かりをくれるからです。

​入会30年の女性メンバーさんの感想

○平和台合気道同好会に入会して何年(何ヶ月)ですか?

入会は平和台合気道同好会がスタートした日です。平和台体育館ができたのとほぼ同時に同好会ができたと記憶しています。その後海外生活をして8年ほどお休みしていたので、平和台での稽古年数はだいたい平和台合気道同好会の年齢マイナス8年だと思います。

○取得段位

四段

○合気道を始めようと思ったきっかけは?

38年ほど前、新宿の鍼灸学校に通っていた時に同級生の男性に、「この近くに合気道の本部道場があって入門したいのだけどひとりで行く勇気がないから一緒に行って」と言われお付き合いで見学に行きました。

 

目の前で、見た目70歳くらいの小柄な女性が、20代の男性と組んで全く呼吸を乱すことなく技をかけ、受け身を取られているのを見て、これは体力とか筋力というようなものとは無縁の世界なのだろうなと惹かれてすぐに入門しました。ちなみに一緒に行ったクラスメートは半年で辞めてしまいました。

 

○合気道の楽しいところ、もしくは平和台合気道同好会の楽しいところは?

体の大きさ、筋力、性別、年齢など関係なく誰でも正しいやり方で稽古していけば上達していけるところ。あと、これは平和台合気道同好会を始められた清沢先生がよく言われていたことですが、日常生活の行住坐臥すべてが合気道の修練の場になり得ること。

○平和台合気道同好会に飽きることなく続いている理由

稽古の最中に指摘して頂いたひと言に納得して気持ちを置く場所を変えてみると、突然技の質が変わり、何もしていないのに相手が崩れてりしてくれる、というようなことが起こるのが楽しいです。合気道の他にも習いごとをしていますが、こちらは何度も何度も練習して体に覚えこませて自分のものにしていく、という地道な作業です。

 

どちらかひとつを選ぶとしたら、うまくいった時には宇宙と一体になれたような満足感が得られる合気道だと思います。

 

○今後の楽しみ 今後どうなっていきたいですか?

上で書いたような「突然技がうまくいく」という現象を、「まぐれ」「奇跡」からだんだん「それが普通」に近づけていきたいです。

また平和台合気道同好会には、毎年3ヶ月間合気道を学びにくる南アフリカの合気道指導者がいますが、そのような人たちの働きで、今後私たちの学んでいる合気道が世界に広がっていくといいと思っています。

 

 

☆おまけ

ここからはホームページには適さない内容かと思いますが、私が認知症とかになったら同好会が始まった当初のことを誰も伝えられなくなってしまうのでついでに書いておきます。

 

清沢先生は、当時駆け出しの鍼灸師だった私の応援の気持ちが強かったと思うのですが、よく治療に来て下さり、その際先生の宇宙観や合気道に寄せる思いをたくさん伺いました。

 

ある時先生から、「練馬の自宅からあまり遠くないところに、武道場も備えた体育館ができるから、そこで週一回教え始めたい」と言われ、一緒に体育館の下見に行きました。

 

思ったよりも駅から遠く、当時の私の家からは本部道場の方がよほど便利だったこと、毎週火曜日の二番稽古の後の時間は、すでに清沢合気道教室のようになっていたことから、何も新たな場所で始めなくてもいいのでは、と感じ先生にそう言うと、「ここで私の後継者を育てたいんだ」と言われていました。

 

そうは言っても設立当初の同好会のメンバーは、先生の喫茶店仲間(たぶん皆さん60代、70代)プラスYさんと私だったので、「はたしてこのグループに将来の後継者が入ってきてくれるのか」と感じたのを覚えています。

 

が、何年か日本を離れて戻ってみると、同好会のメンバーはすっかり入れ替わっていて、新しく入った方の何人かは、私が先生にしかできないのではと思っていた清沢流の膝行、転換、返し技ができる受け身が当たり前のようにできていたのに驚きました。

 

そして今日、現師範の指導の下で、清沢先生が教えておられた頃のレベルを全く落とすことなく同好会が続きむしろ拡大していることを考えると、平和台で合気道を教え始める、と言われた時に先生にはこういう未来が見えていたのかな、と感じています。

​入会30年の男性メンバーさんの感想

○平和台合気道同好会に入会して何年(何ヶ月)ですか?

平和台合気道同好会の発足当初から稽古をしていますが、何年か空いてしまったり、なかなか行けない時期があったので、参加しているのは20年近く?だと思います。

○取得段位

五段です。

合気道は、相手と調和して動く武道であるから、その動きを見て何が起こっているかを知りそれを再現するのはよほど難しい。しかしこの道場では師範の丁寧な説明と実演、一人ひとりに合わせた助言と指導により、少しずつ合気道の理と深さを学んでいくことができる。

 

さまざまな技の練習を通し、合気道の基本である入り身と転換が実際どういうものなのかとか、手の出し方や足の運び方、体の使い方、自分をまとめること、相手を包み貫くこと、相手と一つになるといった難しい課題に取り組むことは楽しくやりがいがある。基本技を練習していても新しい発見があるのは面白い。

師範は相当な域に達しているが、それは武道についての深い理解と探求によるものであろう。そして先代の師匠からの教えも多い。その師匠にも、大先生をはじめとする師匠がいた。さらにさかのぼれば、合気道には多くの武道家の技と知恵が受け継がれているはずだ。

 

「心正しからざれば剣また正しからず」とは、先代の師匠が時に引用した幕末の剣客、島田虎之助の言葉だ。「技は一分一厘違ってもかからんぞよ」とは(植芝盛平)大先生の言葉である。

 

稽古をしていて、師匠に聞いたいろいろな話や合気道諸師範、一緒に合気道を練習した人々の言葉が思い出される。いま合気道の技を練習できるのも、多くの人達の努力のおかげであると感じる。そして平和台での稽古を通して様々な貴重な教えに接し、それを学べることに改めて感謝している。

​入会10年の男性メンバーさんの感想

○平和台合気道同好会に入会して何年(何ヶ月)ですか?
10年(合気道暦は14年)

○取得段位
三段

○合気道を始めようと思ったきっかけは?
高校で剣道をやっていたのもあって、もともと武道に興味がありました。
「世の中物騒だから護身術でも学んでみようかな」くらいの軽い気持ちで始めました。

○合気道を始めてみてどうでしたか?
軽い気持ちで始めたはずなのに、、、こんなにのめり込むとは思いませんでした。

○合気道の楽しいところ、もしくは平和台合気道同好会の楽しいところ
合気道は「若い人の方が…」「力のある男性の方が…」とかで有利不利になることはないので不思議であり奥深い武道です。


平和台は特にその奥深さを学べるところだと思います。

○平和台合気道同好会はどういう人に向いていると思いますか?
平和台は合気道歴が長い人浅い人など色々な方がいますが、
その中でも合気道歴や段位に囚われずに相手から学ぶ姿勢をとれる人が向いてると思います。

○平和台合気道同好会に飽きることなく続いている理由は?
飽きるほど上手くなれたら良いなぁ…

○今後の楽しみ
最近新しい人が増えて賑やかになってきましたが、入会して10年間ずっと僕が最年少なのはオカシイ…。
若い方の入会もお待ちしています!

​補足:最近最年少ではなくなったはず・・(HP管理人追記w)

​入会15年超え男性メンバーさんの感想

合気道は同じ技でも指導者によって少しづつ違いがありますが、平和台の技にも独特なものがあります。経験者人も一度体験する価値は有ります。但しなかなか習得出来ないのが難点です。

 

合気道を習いたいけど迷ってる人は新潮社刊、津本 陽の「鬼の冠」を読むとやりたくなると思います。古いからネットでしか入手出来ないかもしれん知れません。合気柔術を痛快に書いてます。

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